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2020年03月20日(金)

日本の年金運用法人-GPIF-

GPIFの正式名は「年金積立金管理運用独立行政法人」
略称は、GPIF(Government Pension Investment Fund)です。

私たちが支払った年金はGPIFが運用しています。

現在約160兆円の資金を運用しており、世界最大の年金ファンドです。
年金を投資して増やすことが目的です。
2009年までは、下の表のように日本の国債中心の運用でした。

現在の運用資産のポートフォリオはこちらです。


※引用 GPIFのHPより

低金利時代のため、株式が50%とハイリスクな運用をしています。

2001年からの運用状況は


※引用 GPIFのHPより

今までのところは、年率約3%で順調に増えています。

しかしながら皆さんも気が付いていると思いますが、今回のコロナショックの株価大暴落で今年度は、厳しい結果になりそうです。
一説によると、今の株価が3月末まで続けば、今年度は約20兆円の損失になるとのことです。

もちろん長期投資が目的の年金ファンドですので、
すぐに年金が減ったりすることはありませんが、自分たちの年金の運用状況がどうなっているのかは知っておいた方がいいでしょう。

GPIFの運用スタッフの方々は、国民の年金のために大変なご苦労をされていることと思いますが、
2019年度に関してはかなり厳しい結果になりそうです。

2008年のリーマンショックの年は、株式資産が20%にもかかわらず約マイナス10%の資産減少になってしまいました。
2014年から、株式が50%とハイリスクな運用に変更していますので、前回以上の打撃を受ける可能性があります。

今回は見えない敵、ウイルスが相手という事で運用担当者の責任は問えません。
GPIFの運用も心配になりますが、それよりも自分の年金、私的年金を作った方が安心ですね。

 

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