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2019年09月27日(金)
地価上昇のトレンド-上昇トレンドは続くのか?-
9月19日、基準地価が発表されました。
地価の上昇が東京だけでなく地方都市にも波及しています。
問題はこの上昇トレンドが今後も続くかどうかです。
東京オリンピック後は下がるという人もいるようですが、
結論から言うと、東京都心に関しては上昇トレンドは続くでしょう。
理由としては
①東京都は人口増加が続いている
現在1388万人の人口ですが、毎年約10万人程度増加しています。10万人は地方ではそこそこ大きな市か町の人口です。
②インバウンド(外国人観光客)の増加
日本全体の訪日外国人の数は2014年に1341万人でしたが
2018年には3119万人でした。
来年は4000万人 数年後には1億人の訪日外国人が予想されています。
このためビジネスホテルや、商業施設の需要が増え、家賃上昇、地価上昇に繋がっています。
③東京オリンピック後も続く再開発
東京駅周辺や渋谷駅周辺など、東京都心の主要駅では
オリンピック後も数十の再開発計画があり、人を集める原動力になります。
④世界的な金利低下
ECBやFRBが金利を下げ、日本銀行も年内に更なる金融緩和
マイナス金利の深堀に動きそうです。
少しでも利回りのある商品、特に不動産に資金が流れる可能性が高いです。
⑤外国人労働者の増加
現在の外国人労働者の数は146万人、前年比14%増。5年前からは倍増しています。
今後も労働力不足やTPPなどを背景に外国企業の進出などで増加が予想されます。
以上のような理由から、今後も東京都心部の不動産に関しては
上昇トレンドが続くと考えています。
※懸念材料としては、世界景気のリセッション(景気後退)
金利の急上昇などが考えられます。