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2024年09月17日(火)

アッパーマス層とは?意味や占める割合、目指し方について解説 -前編-

アッパーマス層(アッパー層)になり、早期リタイア(FIRE)の実現を目指している方は多いでしょう。しかし給与収入や貯蓄、節約だけでアッパーマス層に食い込むことは困難です。

前編の記事では、アッパーマス層とはなにか、日本におけるアッパーマス層の割合を交えながら解説します。

 

アッパーマス層とは?

アッパーマス層とは、保有する資産の階層を示す指標です。いわゆる「富裕層」も階層のひとつであり、後ほど解説する純金融資産に応じて以下のように定義されています。

<資産に応じた階層>
・超富裕層
・富裕層
・準富裕層
・アッパーマス層
・マス層

アッパーマス層は、最も割合が多いマス層よりもワンランク高く、富裕層と比較するとツーランク下の階層です。つまり、日本国内に住む一般的な人と比較して、資金面でやや余裕がある人がアッパーマス層に該当すると考えると良いでしょう。

 

日本におけるアッパーマス層の割合

株式会社野村総合研究所が2021年に行った調査によると、日本におけるアッパーマス層の世帯割合は約14.3%で、約726.3万世帯とされています。ちなみに最も割合の多いマス層は約77.8%で、約4213.2万世帯でした。

アッパーマス層の割合は決して多くありませんが、2005年からの推移を見ると、アッパーマス層は増加傾向にあります。この間の16年間で、日本におけるアッパーマス層は約25万世帯増加しているため、ゆとりのある世帯が増えていることは事実です。

 

純金融資産とは?

純金融資産とは、世帯が保有する預貯金や株式、投資信託、債券、生命保険などの金融資産の合計から負債を差し引いた金額です。純金融資産が3,000~5,000万円の層をアッパーマス層と呼んでいます。

 

後編では、アッパーマス層の特徴や目指し方などについて解説します。

 

※本コンテンツは情報提供を目的としており、不動産投資その他の行動において断定的判断を提供する目的で作成したものではございません。物件購入、融資条件等の不動産投資の最終決定はお客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、運営者及び情報提供者は一切の責任を負いません。

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