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2021年05月21日(金)

貧困率 -No poverty-

日本は経済大国です。
GDP(国内総生産)は世界で3位。個人の富裕層も多いのですが、
意外にも貧困率が高いのが現状です。
世界の貧困率は、相対的貧困で評価します。
・絶対的貧困=飢餓や医療も受けられないという状態、
・相対的貧困=国の生活水準、文化水準と比較して困窮した状態。

日本の場合OECDの相対的貧困の所得基準は、
年間の可処分所得
1人世帯:122万円以下
2人世帯:172万円以下
4人世帯:244万円以下

世界の貧困率 2018年調査  【出典:OECD】
総人口に対しての貧困層の割合
①南アフリカ 26.6%
②コスタリカ 20.9%
③ブラジル  20%
④ハンガリー 17.9%
⑤米国 17.8%
⑥ラトビア 17.5%
⑦ルーマニア 17.4%
⑧トルコ 17.2%
⑨イスラエル 16.9%
⑩ブルガリア 16.7%
⑪韓国 16.7%
⑫メキシコ 16.6%
⑬チリ 16.5%
⑭エストニア 16.3%
⑮日本    15.7%
⑯リトアニア  15.7%

世界3位の経済大国が、貧困率がワースト3位とはどういうことなのでしょう。

アメリカの貧困率も高いですが、移民が多いことを考えたら少し納得します。
最近アメリカではコロナ対策で3回も給付金(合計約32万円)を出しています。

日本の場合は、1人親の世帯の貧困率が約50%という問題もありますが
意外に多いのが高齢者の貧困率です。

65歳以上の 高齢者のいる貧困率は27%
65歳以上の単身世帯ではさらに上昇します。

男性単身65歳以上    36.4%
女性単身65歳以上    56.2%

法務省のデータによると、悲しいニュースがあります。
窃盗、万引きの検挙者の4割が高齢者ということです。

万引きを行った動機、原因は 「生活の困窮」が33%を占めています。
そして盗んでいるものは、「食料品」という割合が7割です。

今後、高齢者の増加やマクロ経済スライドで、実質の年金が毎年のように減額されると高齢者の犯罪が増えてくるかもしれません。

国の政策も必要かと思いますが、まずは自分自身が老後貧困者に
ならないように、早めに老後対策、年金対策を始めましょう。

※日本の国債(借金)は5月に過去最高の1216兆円になりました。
国に期待しても、豊かにはなれそうもないです。

No poverty

 

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