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2021年09月10日(金)

インデックス投資 -S&P500-

前回のコラムでFIRE(経済的自立と早期退職)のお話をしましたが、
31歳でFIREを達成した、」著者のクリスティさんは、
「FIREへの道はいろいろある。」と言っています。
ご自身はS&P500で資産運用しています。
これはアメリカのニューヨーク証券取引所やNASDAQ等に上場している
企業のうち代表的な500銘柄の加重平均した指数です。
S&Pはスタンダード&プアーズの略称です。

S&P500の組み入れ上位銘柄は

アップル
マイクロソフト
アマゾン
フェイスブック
アルファベット(グーグル)
テスラ
バークシャーハサウェイ
JPモルガン
ジョンソン&ジョンソン

有名な世界的な一流グローバル企業ばかりです。
チャートを見てみましょう。

直近10年では、魅力的な上昇です。

コロナショックは34%の下落ですが、すぐにリバウンドしました。

1990年~2009年は
2回の大暴落を経験しています。

2000年にITバブルの崩壊があり、49%の下落となりました。
2007年からのリーマンショックでも56%の下落と大きく下げました。

1980年~1989年 1回の大暴落

1987年ブラックマンデーをきっかけに34%下落

1960年~1979年 2回の大暴落

1968年~1970年の下落は33% ベトナム戦争と財政悪化による高インフレが原因です。
1972年はオイルショックを原因としたインフレで、FRBが金利を引き上げたのが原因です。

1928年~1959年 世界恐慌による長期下落

1929年~1932年は大恐慌による下落86%

約100年で8回の暴落を経験していることになります。
インデックスに投資する場合は10年に1度程度の大暴落を覚悟しておく必要があります。

過去の暴落での引き金は、いずれも金利上昇が関係しています。
現在も年内にFRBのテーパリング(量的緩和の縮小)が始まろうとしていますので注意が必要です。

このようにS&P500の歴史を見ると全てがバラ色とは思えません。
もう一つ米国の株に投資する場合のリスクとして日本で生活する場合は為替の影響を受けます。
1971年には1ドル360円だった円です。
今後の為替の見通しはわかりませんが、仮に1ドル50円程度に
円高になっていたらS&P500のパフォーマンスが良くても損が出る可能性があります。


※米ドル 円 長期チャート

将来アメリカに移住する人は、為替リスクはありません。
同じFIREを目指すなら不動産投資も選択肢にいれるべきだと思います。

 

※本コンテンツは情報提供を目的としており、不動産投資その他の行動において断定的判断を提供する目的で作成したものではございません。物件購入、融資条件等の不動産投資の最終決定はお客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、運営者及び情報提供者は一切の責任を負いません。

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