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2021年01月15日(金)
バブルの歴史 -世界三大バブル経済-
普段は気が付かないバブルですが、それは、はじけてから初めて気が付きます。
そしていつもいつの時代もどこかでバブルは発生しています。
日本では1989年1月4日に30165円だった日経平均株価は大納会(売買最終日)
2月29日に38957円の史上最高値を付けました。
翌年のアナリスト予想は、日経平均5万円や10万円など強気な意見が多かったのですが、
実際には翌年から下げ続け1年で日経平均株価は2万円まで下がりました。
世界の過去のバブルを見てみましょう。
古くは1637年のチューリップバブルが有名です。
チューリップの花は、突然変異する性質があり、普通の赤いチューリップが
翌年に突然白や赤が複雑に混じり合った模様になることがあるそうです。
普通のチューリップの球根は、今の日本では一つ数十円で買えますが、
それに投資家が群がり、チューリップ一つの球根が、
高値では現在の3~4千万円、小さな家が買えるほどの価格になったそうです。
最高値のチューリップは平均年収の30倍ということですから
今の日本では1億5000万円くらいでしょうか。
※参考写真
確かに美しい色彩のチューリップですが、これが1億円とは冷静に考えたらありえない話です。
そしてバブルは崩壊
6週間で球根の価格は元に戻りました。
その他にも世界の3大バブルは
※1719年 スコットランドの実業家
ジョン・ローが経営権を取得したミシシッピ会社、株価は500リーブルから40倍に高騰した。
1721年 信用不安のため暴落 再び500リーブルになる。
※1720年
南海泡沫事件 South Sea Bubble
南海会社の株価は1720年1月に100ポンドだったが6月には1050ポンドをつけた。
その後政府の規制の影響で数か月後に株価は元に戻り多くの破産者や自殺者を出した。
万有引力で有名なアイザック・ニュートンも2万ポンドの損失を出したそうです。
さて、現在の経済状況を見てどうでしょうか?
あくまでも個人的な見解ですが、気になるものがあります。
バブルの可能性があるものは
①ビッドコイン
1年前に100万円程度だったビットコインの価格は現在約350万円
②金 Gold
2019年1月に1300ドル程度だった金は現在約1900ドル
③ニューヨークダウ平均
コロナショックで18000円台をつけたダウは現在30000円超え
④日経平均株価
昨年3月に16000円台をつけて日経平均は現在28000円台
世界各国の経済対策や金融緩和が主な要因と言われていますが、怖いくらい上昇しています。
豊かな人生を送りたいのであれば、財産を増やすことも大事ですが、
大きく減らさないこと、バブル崩壊に巻き込まれないようにすることも重要です。
一方
東京都心の不動産は、ごく一部のエリア(六本木など)を除いては
さほど上昇していないので、バブルとは程遠い状況と考えています。