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2021年08月27日(金)

東京移転 -パナソニック-

パナソニックの事業会社が、大阪府門真市から東京に移転します。
場所は汐留の予定です。理由は
①パナソニックの顧客が関東に集中している。顧客の近くへ
②グローバル展開に東京は有利。 門真思考からの脱却

今回パナソニックが何人の社員を異動するかわかりませんが
連結の従業員は24万人です。

それでは現在、本社が東京にある企業は、何%くらいあるのでしょう。

会社四季報調べ 2021年1月
1位 東京都  2029社  ソフトバンク  ソニーなど
2位 大阪府  434社   キーエンス  ダイキン工業など
3位 愛知県  222社   トヨタ自動車  デンソーなど
4位 神奈川県 179社   日産自動車 レーザーテックなど

2021年1月末時点の上場会社は、3752社
東京に54%の上場企業が集中していることになります。

また外資系企業の東京本社の比率はもっと高いです。

1位  東京都  68.1% 2240社
2位  神奈川県 10.2% 335社
3位  大阪府   4.9% 161社

東京に本社等を置く理由
①取引先が多いから
②社員を雇用しやすいから
③創業が都内だったから
④海外や地方への交通利便が良いから
⑤物流の便が良いから   

など

一方  
コロナ禍で地方に移転する企業も目立ちます。

パソナグループは1200人が淡路島へ
アミューズは山梨県河口湖へ

今後のトレンドはどうなるでしょうか?
不動産投資の点からも気になるところです。

参考に国土交通省のアンケート調査があります。
本社移転を具体的に検討している企業を対象に、移転先となりうる場所の質問です。

調査機関2020年8月27日~2020年9月10日

本社移転の希望先
①東京23区       73%
②埼玉、千葉、神奈川  21%
③東京都23区外    17%
④関東            6%
⑤名古屋           3%
⑥大阪             1%
⑦地方圏           4%

意外に地方移転を希望している企業は少ないようです。
今後も地方に移転する企業、東京に移転する企業
いろいろな戦略があると思いますが、
やはり東京には魅力があり、トレンドは大企業が東京に集中する傾向にあると言えます。

 

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